イギリスごはん。

ロンドン在住者がイギリスのごはんについて綴るブログ。



イギリスごはん。ベジタリアン、ヴィーガン、ピーガン、グルテンフリー、デイリーフリーについて解説します。

 

 

皆さんこんにちは。イギリスごはんのhinaです☺

 

このブログではロンドンに来て約一年になる私がロンドンで生活する中で食べたご飯の情報と感想、おすすめポイント等をご紹介しています。

 

…が!本日はお店の紹介でなく、「イギリスの食」について書いていきたいと思います☺

 

元々食べるのが好きな私ですが、イギリスに来て、さらには食品関係の仕事をし始めてから、ますます食への興味が深まっていく毎日です。

 

イギリスにくるまでは、「ごはんが美味しくないイギリス」「ごはんに興味がないイギリス」というイメージを持っていましたが、全く持ってそれは古い情報だったんだなということが、今なら身を持って分かります。

 

確かにまだまだ美味しくないご飯もありますが(笑)、イギリスは食のトレンドの先端を行っている国の一つだと、この記事を最後まで読んだあなたにも思っていただけたなら幸いです。

 

 

これからの時代「美味しい」と同じくらいに大切なこと。

 

突然ですが、ごはんの要素として大事なことってなんでしょうか?

もちろん、私にとっても皆さんにとっても、大事なのは「美味しいこと」だと思います。食べて幸せな気持ちになって、お腹いっぱいになって、満たされる。大事ですよね。

 

では、ごはんを食べる目的はなんでしょうか?

ごはんを食べる目的、それは、言わずもがな生きていくための栄養と力を得ることです。残念ながら植物のように自ら栄養を作ることができない人間は、食べることでしか生きていくのに必要な栄養を得ることが出来ません。

 

ですが、ご自身が日々口にしているものを思い浮かべてみるとどうでしょうか。

 

私もかつてはそうでしたが、毎日のようにコンビニのごはんやテイクアウト、レンジでチンするだけの既製品に、皆さんの食事は偏ってしまっていないでしょうか?

 

色々な食べ物が溢れている昨今、「美味しい」、もしくは、忙しい現代人には「簡単」であることばかりが先行してしまっていて、体にとってあまり良くない、栄養と力を得る、という本来の目的をどこかに忘れてきてしまった食品が少なからず存在しているように思います。

 

もちろんイギリスにも、コンビニはないにしろ、スーパーに行けばレンジでチンするだけの ready meal が並んでいますし、オーブンで焼くだけのピザを抱えている人も非常に多く目にします。街を歩けばマクドナルドやKFCがありますし、いつも大勢の人で賑わっています。

 

でもその一方で、「栄養を得るため」「身体にとっていいものを取り入れるため」に、食事に気を使っている人も非常に多く存在しています。

 

ちょうど近頃、仕事で多くのイギリス人に会う機会があったのですが、食品の関係者ということもあるかもしれませんが、実にその半数以上がベジタリアンやヴィーガン、グルテンフリーやデイリーフリー等、なんらかの diet (ダイエット/食事方式、食事制限)を実行していました。

 

ヴィーガンについてはその人の思想(動物愛護)によるところが大きいと思いますが、その他の diet については、自身の身体の健康を考えた際に選択肢の一つとして出てくるものだと私は考えています。健康に、自分に必要な栄養を得るために、選択する食事制限というわけです。

 

また、こういった diet の他にイギリスの食品を見ていると多く目にするキーワードが、sustainability (サステイナビリティ/持続可能性)です。

 

これは意識して見てみると、本当に多くの食品のパッケージで触れられていますし、特別な diet を実行していない人も注目するところの一つだと思います。

  

ということで前置きが長くなりましたが、今回から二つの記事に渡って「美味しい」ということと同じくらい、もしくはそれ以上に大切だと考えられている、それぞれの代表的な diet とsustainability についてお話していきたいと思っています☺

 

今回の記事では diet についてご説明していきます。

 

vegetarian (ベジタリアン)とは

 

ベジタリアンについてはご存知の方もきっと多いと思います。

 

ベジタブル(野菜)から来ている言葉の通り、主に野菜を食べる食事を実行している人、日本語では「菜食主義者」と訳されたりもします。

 

この diet を選択している理由は、その人によって異なります。

例えば、私が今一緒に暮らしている大家さんはベジタリアンなのですが、彼女はインド系イギリス人です。お魚やお肉を基本的に使わないインド料理を食べて育ったため、彼女の家族は全員がベジタリアンだと言いますし、何故お魚やお肉を食べないかと尋ねられても、「生まれた時からそうだったから」という単純な理由しかそこにはありません。

 

そしてもちろん、自らの考えに従ってベジタリアンを選択している人々もいます。

 

食べられるものの範囲についてですが、「ベジタリアン」と一括りに言ってもその制限の程度はその人によって異なってきます。

 

お魚、お肉は基本的に食べない人が多いように感じていますが、ヴィーガンと違ってお肉やお魚のスープストックは大丈夫だとする人もいますし、卵やチーズも人によっては食べます。(私の大家さんも牛乳やチーズは口にしませんが、卵はよく食べています)

 

 

vegan (ヴィーガン)とは

 

ヴィーガンはイギリス発祥の diet です。

ヴィーガンを選択するののは、個人的な見解にはなりますが、その人の動物愛護(食用に育てて殺し、食べることへの嫌悪)思想から来ている人が多いように思います。

 

人間のエゴにより、動物を傷つけることを一切NGとするヴィーガン。食品に関わらず毛皮を身に着けたり、動物実験がされている化粧品や日用品を使用することも避けますし、中には飼っているペットの餌までも徹底的にヴィーガン製品で貫く人もいます。

 

というわけで、ヴィーガンにとって動物が少しでも関わっている食品は完全にNGです。

 

お肉やお魚はもちろん、牛乳、バター、チーズ、卵、各種スープストックや、生産の過程で動物が関わるものも口にしません。

 

生産の過程で動物が関わるものの例としては、例えば、普通のお砂糖は 牛の骨、Bone char (骨炭)を生産の過程で使用しているため、strict (厳格)なヴィーガンはこういった過程を踏まないココナッツ由来のお砂糖を選択したりします。

 

皮肉も含まれているかと思いますが、「生産の過程でミツバチが花粉を運ぶ野菜や果物もヴィーガンは食べられない」とするネット記事もこの前目にしました。逆を言うと、それくらい、そのレベルまで徹底的に気にする人も一定数いるということになるかと思います。

 

ヴィーガンについてはある程度の歳になってから、その人の意思によって選択される食事制限のため、「もう二度と動物に関わるものは食べたくないけど、お肉やチーズの味は好き」という人が多くいます。そのため、お肉や乳製品に味を似せた alternative products (代わりとなる商品)がイギリスでは多く販売されています。

 

例えばこちらはお肉を使っていないソーセージ。マッシュルームや大豆から作られています。

 

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pegan (ピーガン)とは

 

これはまだあまりメジャーじゃないのですが、面白いなと思ったのでご紹介しておきます。

 

ピーガンは、アメリカが発祥の diet です。

名前の由来は paleo + vegan (パレオ+ヴィーガン)。paleo は日本語だと「原始」と訳されます。つまりは、昔から人間が食べてきた、健康かつ自然、持続可能な方式で食事をしていきましょう、という思想の diet だと私は理解しています。

 

ピーガンが主に食べられるのは野菜とフルーツ、ナッツ類、種類です。そして、少量のお肉(自然に育ったものに限る、ですが)やお魚、卵も食べることを許されています。具体的な内訳で行くと、食事で取るプロテインの内、75%は野菜や果物から、残りの25%は動物由来の物からでもOKということのようです。

 

NGなのは牛乳やチーズなどのデイリー、加工食品、お砂糖、小麦などの穀物など、古代、原始の頃には食べられていなかったであろうものたちです。

 

古代の人間が食べていたものこそが人間が生きていくにあたって最小限必要なものであり、これこそが持続可能な食事だ、というところでしょうか☺

 

ヴィーガンよりはゆるい感じはしますが、穀物がだめなのって個人的には結構きつい気もします。

 

gluten free (グルテンフリー)とは

 

グルテンフリーも、皆さんよく聞く diet のひとつだと思います。

日本でもテニスプレイヤー、ジョコヴィッチ選手の著書が有名になったので、実践した人も少なからずいらっしゃるのではないかと思います。

 

グルテンフリーはその名の通り、グルテンを控える diet 。

もともとはグルテンにアレルギーがある人向けの制限でしたが、最近は美容のために実行する人も増えてきたようです。

 

グルテンが入っている食べ物の代表的なものが小麦粉。ですのでパスタやパン、パイやケーキ、クッキーや揚げ物なんかも食べられません。美味しいものばかりですよね。あ、あとお醤油にもグルテンは含まれています。

 

グルテンフリーの効果としては、肌質の改善、体重の減少、寝起きがよくなる、等が挙げられますが、いずれもケーキや揚げ物等、糖質や脂質を含んだものを、グルテン(小麦粉)を避けると同時に避けることになるために得られる効果であり、グルテンは関係ない、とする見解もあるようです。

 

小麦粉の alternative としては、米粉やジャガイモ、タピオカ、とうもろこし、そば粉などがあります。私も最近これらの粉がブレンドされたグルテンフリーの粉を使ってみています。

 

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私の場合は最近肌荒れがひどいので、改善になればいいなぁと思って毎日のパンをグルテンフリーにしてみてます。でもあくまでも「ちょっと控えてみよう」レベルであり、厳格には実行していないので、パスタや揚げ物もたまに食べちゃいます(笑)

 

調べてみると、日本でもグルテンフリーの商品は色々と手に入るみたいですね。

 

dairy free (デイリーフリー)とは

 

デイリーフリー(本当の発音はどちらかというと"デアリ―"なのですが、日本語ではデイリーフリーと発音していますのでデイリーフリーでいきますね☺)は乳製品を取らない diet です。

 

daily (デイリー/毎日の)と間違えがちですが、dairy (デアリ―/酪農)が正しいのでお間違えなく!

 

乳製品、つまりは牛乳、チーズ、バターなどを取りません。ヴィーガンの方は自動的に デイリーフリーということになりますね。

 

デイリーフリーもグルテンフリーと同様に、肌や減量に良いとされています。

 

alternative products としては、代表的なのが豆乳ですね。

他にもイギリスのスーパーには、アーモンドミルク、ココナッツミルク、カシューナッツミルクなんかも揃っています。

 

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私も個人的に豆乳が好きなのと、植物由来の方がヘルシーな気がして、という感覚的な理由から牛乳でなく豆乳を日常的に飲んでいます。

 

日本で買える豆乳といえばこちらですよね☺

 

 

さてさて。イギリスではバターやチーズに関しても、alternative products が沢山出ています。

 

こちらはクリームチーズの代替品。オリーブオイルなどから作られています。

 

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グルテンや卵も入っていない!すごいですよね!

 

ただ、私はチーズやバターに関しては、まだ美味しいと思える代替品には出会えていません。やっぱりクリームチーズはフィラデルフィアが格段に美味しいです…(笑)

 

さまざまな diet 向けの商品が当たり前に並ぶイギリスのスーパー。

 

ここまで紹介したさまざまな diet に対応した、さまざまな商品が並ぶイギリスのスーパー。最近はベジタリアンやヴィーガンの波がさらに高まってきていることもあり、品数も増えてきているように思います。

 

さまざまな diet がありますが、どの diet にも言えるのが、「何を食べるのが自分にとって、身体にとって良いのか」ということを考えている、ということです。

 

美味しくて安くて簡単であればいい、という時代は、もう終わりに近づいています。

 

「私たちがごはんを食べる目的とは?」「毎日食べる食事の内容、本当に自分の身体にとって良い選択をしているのか?」ということを考えて、自分の diet を選択する段階に来ているんだなと、日々スーパーでお買い物をする度に感じています。

 

私自身、ごはんは全般的に大好きなので、どれかの diet を厳格に実行するつもりはありません。だけど、本当に自分が当たり前に食べているものが体に良いのか?ということを考えることは、積極的にしていかなければならないなと感じています。

 

買って温めるごはんよりも手作りのごはんを。そして、お肉やグルテン等、何かに偏りがちであることに気づいたのであれば、自分の身体にとって良いと思われる改善を。

 

食について遅れているようで、実は進んでいるかもしれないイギリスにせっかっく住んでいる以上、様々な diet や alternative products に挑戦していき、自分に合ったものを見つけていきたいなと思っています。

 

ということで、大変長くなってしまいましたが、今回は「イギリスの食」、さまざまな diet についてご説明させていただきました。

 

今後もこちらのブログで、実際に試してみた alternative 商品についてもご紹介していきたいと思っています。

 

そして、次回はもう一つの大切なポイント、sustainability について書きたいと思いますので、興味をもっていただけた方は次回の記事もぜひご覧になってくださいね☺

 

それでは今回はこの辺で。

 

こちらの記事が、あなたのお食事の参考になったのなら幸いです。

 

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それではここまでお付き合いいただき有難うございました。

 

また次の記事でお会いしましょう☺